【平成24年度 講演会のお知らせ】
 
講演会(主催 お茶の水地理学会 共催 お茶の水学術事業会)
 
講師及び題目:秋山 光文氏(あきやま てるふみ)
本学 文教育学部人文科学科、大学院人間文化創成科学研究科 教授
「インドにおける仏教寺院の諸相」
  
 1948年東京都世田谷区生まれ。文学修士。1972年早稲田大学第一文学部美術史学専修卒業後、同大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻修士課程に進学。1974年同修士課程を修了し、博士課程へ進学。在学中の1975年に成城大学調査団に加わりガンダーラ地方の仏教遺跡の調査。1976年~78年に文部省派遣アジア地域留学生としてインド共和国デリー大学大学院人文科学研究科仏教学専攻博士課程に留学。インド各地の仏教遺跡調査を行う。帰国後の1979年~81年早稲田大学文学部助手となり81年4月より講師。1987年4月よりお茶の水女子大学文教育学部人文科学科助教授に就任。1994年4月に教授となり、1999年10月~2003年3月お茶の水女子大学評議員として、国立大学独立法人化に向けての開発プロジェクトに参加。基盤作りおよびFD専門委員として学内の教育改革に貢献。2002年11月にはシンガポール国立大学で開催された国際シンポジウムで、ゲスト・スピーカーを務めるなど、国際的にも活躍するかたわら、朝日カルチャーセンター、NHK文化センターなどの公開講座でインドの仏教美術の魅力について講じている。  2009年より学内の組織替えに伴い、現職となる。専攻は、インドを中心とした南アジアの古代仏教美術史で、とくに最初期の仏教寺院成立のプロセスと、聖域の装飾プログラムについて、現地調査に基づく考察を行っている。インド国内やガンダーラ地方にある主要な仏教遺跡は、全て実地踏査した。
 
講師より:釈尊在世時代から石窟寺院の展開に至る千年に及ぶインドでの仏教寺院の諸形態を概観。インド留学当時(1976-78年)から最近の調査旅行で撮影した画像資料をご紹介しながら、インドの仏教寺院をバーチャルで楽しんでいただければと思います。
 
日時: 平成24月12月1日(土) 午後2時~4時
場所: お茶の水女子大学  共通講義棟2号館102 正門からお入りください。
 
皆様のご参加をお待ちしております。