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読史会講演会のお知らせ
(1999年10月23日開催)


 初秋の候、読史会会員の皆様には、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。読史会の会誌である『お茶の水史学』も、無事43号をお届けすることができました。これも卒業生の皆様のご支援と感謝しております。

 さて、昨今の大学改革のなかで、本学も学部から大学院博士課程におよぶ大きな改組を実施し、その結果、我が史学科も、人文科学科比較歴史学コースへと改組され、大学院人文科学研究科修士課程史学専攻も、人間文化研究科博士前期課程人文学専攻歴史文化学コースへと形を変えることとなりました。また、博士後期課程においては、進学者が全体に大幅に増加し、史学の教官が指導する学生も急増しております。

 こうした変化のなかにありながら、読史会の活動は、ここ20年ほどは事実上、会誌を発行するだけであり、活発であるとは言いがたい状況にありました。しかし、近年の社会情勢を鑑みる時、比較歴史学の研究団体として、また卒業生の同窓会として、読史会の持つ潜在的役割や果たすべき機能への期待は、学術的・社会的に極めて大きくまた多様なものがあるように思われます。

 幸いに、大学の大幅改組を契機に、読史会の活動を再び活性化したいという機運が生じて参りましたので、その第一歩として、ここに講演会を企画いたしました。三名の講演者はいずれも史学科、大学院史学専攻の出身者で、学界、社会でご活躍中の方々です。

 何分、こうした企画は久しぶりのことでもあり、皆様のご期待に添えるだけの十分な準備が出来たかどうか心もとなくはありますが、奮ってご参加頂き、同窓の旧交を温める機会にもして頂ければ幸いです。

 今回の講演会を機に、今後も様々な形で読史会の活動を活発なものにしてまいりたいと存じておりますので、よろしくご支援下さいますよう、お願い申し上げます。

1999年9月

読史会会長 村本 ひろみ
比較歴史学コース主任 小風 秀雄



 

◆ 日時 10月23日午後1時30分より

◆ 場所 お茶の水女子大学 人間文化研究科棟

◆ プログラム

  1. 講演1 「政治のホントと政界再編のゆくえ」(仮)
    長谷 百合子(19回) 1:30―2:20
    休憩

  2. 大学改革と史学科の改組について 主任 小風 秀雄 2:50―3:00

  3. 講演2 「文明の指標としての「性」―ドイツ啓蒙期の世界観から」
    弓削 尚子(38回) 3:00―4:00

  4. 講演3「北方史研究の可能性」  浅倉 有子(院14回) 4:00―5:00

  ★懇親会  場所:マルシェ(大学食堂)参加費:2000円  5:30〜

懇親会の準備の都合の関係上、出席される方は、ファックスまたは郵便でご返事いただければ、幸いです。なお、当日になっての飛び入り参加も歓迎いたします。

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