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特別講義 文楽(義太夫節)実演講義(051213)



 学部授業「日本文化史概論」の一環として、また比較日本学研究センターの研究活動も兼ねて、文楽座の豊竹呂勢大夫氏、同じく鶴澤清二郎氏のお二方を招き義太夫節の実演講義を行いました。

 まずはじめに、お二方から義太夫節の太夫(浄瑠璃語り)と三味線弾きの役割について概説を伺ったあと、「新版歌祭文 野崎村の段」を素材に、登場人物の描写の仕方や特徴など、具体的に実演を見せていただきました。それから義太夫節で使われる日本語や、特殊な言葉(狐言葉)について、また三味線で琵琶の音色を表現する方法、胡弓の演奏など、幅広く義太夫節の魅力を紹介いただき、充実した1時間半の講義となりました。

 講義の参加した学生・院生は約90人、なかには先生方のお顔も見え、なかなかの盛況ぶりでした。公演中のお忙しいなか、快く講義をお引き受けくださり、懇切丁寧な実演・解説をしてくださった呂勢大夫氏、清二郎氏の両氏に改めて御礼申し上げます。
 
 以下の写真は、講義が終わってからお二方のまわりをドッと取り巻き、あれこれ質問攻めにする学生たちの様子です。 



(床本を前に)大夫の役割は・・・
三味線ってこうやって弾くんです
間近で体験するプロの解説に興味津々
みんな新しい世界が広がりましたか?

《文責・神田 由築》

 

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