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グロ文5周年記念シンポジウムを開催しました

2011年3月1日更新

グロ文5周年記念シンポジウム「学生×フェアトレード」報告
(グローバル文化学環2年、山下佳乃)

5周年シンポ①2011年3月1日(火)、グローバル文化学環5周年を記念して、シンポジウム「学生×フェアトレード」が開催されました。お茶の水女子大学学生団体FOOTのメンバーが、参加団体やゲスト講師の選考と招聘手続き、プログラム作成やパネルディスカッションのテーマ決めなど、このシンポジウムの企画を担当し、学生を主体とするシンポジウムを実現することができました。
FOOTは、グローバル文化学環で学ぶ中で問題意識をより多くの学生と共有し、身近なレベルから形にしたいという思いから、現在のグローバル文化学環4年生が昨年春に発足させたサークルです。「FOOT(足)」という言葉は、私たちが行動つなげる最初の一歩を表しています。

 
参加団体は茨城大学のフェアトレード推進学生委員会FIT、津田塾女子大学フェアトレード推進サークルのチカス・ウニダス、東洋大学のハートバザール、そしてお茶の水女子大学の学生団体FOOT。ゲスト講師として、特定非営利活法人PARCIC代表理事・井上礼子氏と、フェアトレードリソースセンター代表・北澤肯氏をお招きしました。聴衆としてお茶の水女子大学の学生だけでなく、他大学の学生も出席してくださいました。
5周年シンポ②第一部の各大学・学生団体による活動報告では、それぞれの活動内容はもちろん、活動の目的や今後の目標など各団体の個性・特色が鮮明になりました。フェアトレードをビジネスのひとつの形として考える、女性の自立支援を中心に活動する、地域社会とのつながりとして捉える、といったように、フェアトレードに関わる学生団体の多様さが明らかになりました。また、長年フェアトレードに直接関わってきたゲスト講師のお二人からのコメント・講話は、私たち学生を勇気づけるだけでなく、今自分達が持っているのとは別の視点からフェアトレードを考える機会を与えてくださいました。学生であるということが活動を制約することもあるけれども、学生だからこそできることがあるのではないか。学生にしかできないフェアトレードとの関わり方もあるだろうし、私たちの中だけでフェアトレードの活動を完結するのではなく、地域の人を巻き込んだ活動に繋げていくことができるのではないだろうか。そういった、一歩先の活動を見通す視点を示していただいたと思います。

 5周年シンポ③第二部のパネルディスカッションでは、各団体の代表者とゲスト講師で「フェアトレードのもつ特別な価値とは何か」を議論しました。ここでは各団体の主張がよりはっきりし、フェアトレードの価値をどこに見出すのか、その違いが明確になりました。商品を手に取ることで世界の人々の生活に思いを馳せることができる、そのメッセージ性やストーリー性に価値を見出す団体もあれば、生産者の収入を確保するために戦略的なマーケティングを行ってフェアトレードの知名度を上げ、フェアトレード商品が日常にあふれることを重要視する団体もありました。フェアトレード商品を選んで買うという行動そのものに意味を見出し、日本にいてできる国際協力のひとつとしての価値も挙げられました。フェアトレード商品をより多く売り、生産者に還元していくことを最重要とするのか、それとも、フェアトレードをきっかけとして、より多くの人に国際協力について知ってもらうアドボカシー活動のひとつの在り方としてのフェアトレード活動を目指すのか。ゲスト講師のお二人の発言は、フェアトレードの実情をよりリアルに提示してくれ、ディスカッションに深みを加えてくださったと思います。その後の会場も含めた全体討論では、会場からの積極的な質問・意見が上がり、シンポジウムを大いに盛り上げてくれました。
今回のシンポジウムでは、いつもは個々に活動しているフェアトレード学生団体が一堂に会し、それぞれの活動の目標や信念といったものを再認識するとともに、自分達の個性、他団体の個性を共有することができました。今回生まれた団体同士のネットワークを、今後の活動の中で生かしていければと思います。
5周年シンポ④5周年シンポ⑤


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