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米国インターン体験記

2019年12月16日更新

米国インターン体験記 (3年 上江洲まりの)

2019年12月掲載

はじめに

2019年10月から、アメリカはワシントンDCの日米協会でインターンとして活動しています。日米協会はその名の通り、日本とアメリカの架け橋となるような多岐にわたる活動を行っています。1912年に友好の証として日本からアメリカへ送られたポトマック川湖畔沿いの桜並木で毎年開催され、多くの現地の人に愛されているSakura Festivalや、外国語として日本語を学んでいる人向けの教室など、様々なイベントを企画運営しています。私が主に携わっているのは、Japan Bowlと呼ばれる日本語を学ぶアメリカの高校生を対象とした、日本にまつわるクイズ大会です。毎年4月に開催され、多くの高校生が参加し、今年で28回目を迎えます。上位入賞チームは日本への切符が与えられ、日本語を学ぶアメリカ人の高校生たちにとって夢のような機会になっています。その他にも、DC近郊の小学校を訪ねて日本についてのプレゼンを行ったりしています。私は空手黒帯であることもあり、日本文化紹介の一環として空手を披露すると子供たちはとても喜んでくれます。英語を使いつつ、自分のアイデンティティを発揮しながら働ける、とても魅力的な職場です。(ワシントンDC日米協会HP: http://www.jaswdc.org/) 

上江洲01(空手)上江洲02(子どもたち)
メリーランド州の小学校にて日本についてのプレゼンの様子 

なぜインターンを選んだのか

学生の間にアメリカで生活することは私の幼いころからの夢でした。しかし、「英語を学ぶため」ではなく「英語を使って自分の世界を広げるため」、つまりはある程度の英語力を有してから渡米したい、と常にどこかで思っていました。大学生活も3年目に入り、今しかない、そう思い渡米する方法を考え始めました。留学もひとつの方法ではありましたが、3年の夏という様々な選択をしなければならない特殊な時期であることも相まって、より今現在と将来の自分を見つめなおす時間にしたいと思い、インターン生活を送ることに決めました。あくまでも模擬体験のようなものではありますが、インターンとしてアメリカでフルタイムで活動することは想像以上に多くの発見に溢れていました。自分が生き生きできる仕事はこういうことなのかな。私の伸びしろはここだな。毎日、自分の新しい可能性と課題に出会っています。

上江洲03(同僚)
ワシントンDC日米協会の同僚たちと 

私生活

ホームステイ先がペルー人の家庭であることもあり、ラテン系コミュニティの方と出会う機会に恵まれています。アメリカの10月の代表的なイベントハロウィンの日には、一番下の10歳のホストシスターとその友達とで近所へtrick or treatに回り、その後ホストの友達でメキシコ出身の家族のお宅でのディナーに参加しました。メキシコのハロウィンは「死者の日」と呼ばれ、その独特な風習を垣間見ることができました。一日でアメリカのハロウィンと、メキシコのハロウィンの両方を体験できたのは、多国籍なワシントンDCならではの稀有な経験でした。週末にはワシントンDCから少し足を延ばし、近隣の州を訪れ旅行を楽しんでいます。ヴァージニアの自然、ニューヨークの煌びやかな街並み、それぞれが記憶に残る思い出になっていて、残りの時間もできるだけ多くの州を横断することを計画しています。

上江洲04(メキシコ流ハロウィン)) 上江洲05(ニューヨーク)
メキシコ流ハロウィンの祭壇                ニューヨークにて

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