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応用社会学講座(社会学コース)紹介

2024年2月29日更新

何を学ぶ?

 

社会学とは、理論的ないし実証的な方法によって、人間の行動と意識の社会的な側面および社会の構造・機能とその変動を研究する学問です。このコースは、人間の社会生活をめぐる問題意識を育て、社会のさまざまな問題の背景や原因を分析し、問題の解決にむけて自主的・積極的に取り組む能力を身につけることをめざしています。本コースで学んだ知識をもとに、マスコミ関係、官公庁、非営利団体、国内・海外の調査機関、一般企業の人事・広報、コンピュータ関連企業などで活躍することができます。また、大学院へ進学し、より専門的な知識を身につける道も開かれています。
このコースでは、社会生活のなかで営まれているさまざまな活動、人と人との関係、またそれらの織りなす社会全体の仕組みと変化を学ぶとともに、それとの関連で個人のパーソナリティや文化を研究の対象とします。

多様な研究領域

具体的には、自分探し(アイデンティテイ)、家族、マス・メディア、コミュニケーション、企業、職業、消費、非行・犯罪、余暇、階層・階級、青年文化、学校、高齢社会福祉、地域開発、都市、法社会学など幅広い領域に広がっています。コース進学後3年のうちに、特定の領域を定めてより深く習得し、その成果を卒業論文に反映させることが期待されています。

コ-ス内容

本コースを担当する専任教員は多くはありませんが、学外からの非常勤講師も加え、多彩な講義や演習がおかれています。具体的には、現代社会論、現代生活論、ジェンダー論、社会意識論、社会問題論、社会保障論、社会政策論、文化人類学特殊講義など、社会学のさまざまな領域について深く学ぶことができます。

観る、触れる、分析する

本コースは、理論や文献の学習にとどまらず、実証的な研究スタイルを重視しています。現実の社会を分析し、その方法を学ぶ科目として、社会調査法を必修として設けています。

こういうあなたを求めています

何よりも、旺盛な好奇心と意欲に満ち、社会を観る新しい視点を求める学生の進学を希望しています。同時にまた、社会学の研究領域は、上記のように多様であり、研究方法も、文献中心の理論研究、地域社会や企業などでのフィールドワーク、コンピュータを駆使した統計的・数量的研究などさまざまですから、さまざまな能力、個性や関心をもつ学生の進学を期待しています。
 

これまでの在学生の声
こんにちは!私が所属する社会学コースでは、社会現象や人間の行動などを研究しています。流行に敏感な人や、社会のルールやきまりに疑問を抱いている人、日常生活の誰もが気に留めないような事象にも何で?何で?と好奇心旺盛な人は、ぜひ社会学コースを目指してみてください。基本的に人と接することが大好きな人が集まっていて、学年を越えて先輩や教員とも仲が良く、和気あいあいとしたコースです。(2012年度卒業生)
 
社会学コースの魅力は、扱っている学問領域の幅広さです。3年生から始まる少人数制のゼミでは、最新の社会問題について議論を深めたり、卒論執筆に向けて一人一人の興味関心を追究したりすることができます。私の周囲の学生には『しっかり者』が多いと感じます。日々の授業や課題に真面目に取り組む一方で、サークル活動やアルバイトにも熱中する…そんな充実した学生生活をお茶大で過ごしてみませんか?(2012年度卒業生)
 
社会学コースの魅力の一つは、新聞で話題になるような最新の時事を主題として扱えることです。個性あふれる先生方のさりげないサポートを受けながら、主題を見つけ→理論を立てて→実証する。この流れが思うように進まず悩むことも多いですが、とても面白い経験になるかと思います。学生の関心は多種多様で、卒論のテーマがあだ名になるほどキャラの濃い人ばかり。「我が道を行くタイプ」という方、是非本コースへいらしてください。きっと楽しいですよ。(2010年度卒業生)
 
数年前、酒井順子の『負け犬の遠吠え』が話題になったときのこと。女にとって結婚とは?結婚に託された意味とは?⇒男に結婚を決意させたことが女としての存在証明であり、勝ちである⇒「男」ならいいのか?男の格が大事である⇒男の格とは?…誰にもはばからず発言してください。こんなことを学食でさえ延々と語り続けるのが社会学コースです。(2006年度卒業生)
 
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