最近の活動

2005年

1. 2005年度刊行した著作『アイデンティティの権力』において、
  バトラー、アルチュセール、カルチュラルスタディズのアイデンティティ論と社会学のアイデンティティ論との接合をおこない、
  社会学のアイデンティティ論に権力の視点を導入することを試みた。

2. 携帯電話の会話を、エスノメソドロジーの手法で分析し、
  携帯電話特有のコミュニケーションのルールを明らかにし、論文とした。

3. 2002年日本・韓国でおこなわれたワールドカップサッカーをめぐる
  テレビ・新聞報道の言説分析をし、その成果が論文として出された。

4. 1950年代の女性雑誌の言説分析をおこない、その成果の論文が刊行された。
  また、女子大学生を対象とし、女性雑誌の読者調査をおこなった。

5. ロボット工学の関係者との議論や、新たな道具の開発を検討することにより、
  コミュニケーション領域での工学と社会学の共同研究の可能性を探った。
  この点については、計測自動制御学会で、
  共同で学会発表(「相互作用と賢さに関する一考察――工学と社会科学の連携」)をおこなった。



2003年

○ 現在、アイデンティティと差別、権力に関する理論書を執筆中です。また、女性雑誌の研究をおこなっています。

○ 2001〜2002年、東北地方と東京でドメスティック・バイオレンスの比較調査を郵送法でおこないました。(有効標本回収数:1284人、1749 人)2003年4月に報告書が、財団法人女性のためのアジア国民基金から出る予定です。調査にご協力くださった方々、ありがとうございました。

○ 年1、2度、海外で学会発表をしています。
2002年の海外学会発表:
7月 23th Conference and General Assembly IAMCR, Intercultural Commuication に参加、"Between readers and sponsors: how Japanese women's magazines create girl's culture"を発表。9月Paddy Scannell 教授とともに10th Ross Priory Seminar on Broadcast Talk に招待され、International television soccer coverage and the management of liveness: a comparative studyを共同発表。

○ 年数回、国内で講演をしています。

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