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ガイダンス(比較歴史学コース)

2016年3月28日更新

ねらい

この広い地球上に展開された人間の営みすべてが、歴史学の対象になります。大それたのぞみなのに、それでも人は歴史への探求をやめようとしません。ルーツを探ること、それは人の本能でもあり、困難に直面したときの対処法でもあるからです。

この課題に挑むために、2つの鍵を用意します。素材(ソース)をあつめ、歴史の細部にこだわり、これを読みとく力。そして、個別の事象を比較し、全体を見通す力。

戦後50年。国際化の時代を迎え、人類の多様な文化を掘り起こし、世界のなかで日本人の軌跡を見すえることが求められています。

領域のクロスオーバー

比較歴史学では、日本史、アジア史、西洋史の3つの領域を柱とし、この3つの領域を専門として学ぶ力をつけながら、同時に地域や時代によるさまざまな比較を行い、国や時代の枠組みにとらわれず、歴史をタテ・ヨコ・ナナメに歩くことをめざしています。

比較には、2つの目的があります。ひとつは、地球上の民族や文化の相互交流を明らかにすること。日本と中国・朝鮮の交流はもちろん、ヨーロッパとイスラム世界、イスラム世界と中国など、さまざまな交流によって、「世界」が形づくられました。

もうひとつは、テーマによる比較。祭、都市、官僚、家族など世界の諸地域には時代を越えて共通する事象が見られます。これらを比較することで、人類共通の問題と個々の地域や時代の特性が、同時に浮かび上がってきます。

比較歴史学コースでは、それぞれの歴史を、史料に基づいて、自分自身の目で実像を探るとともに、これらの比較を通して、総合的な世界史像を追求します。このため、哲学、美術、地理学、考古学、人類学、政治学、経済学、文学など関連する諸分野との連携を大事にしています。

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