ページの本文です。
2025年1月16日更新
プラハ国立芸術アカデミー スタディツアー2024
本学舞踊教育学コースは2020年に教育協定を結んだ、チェコ共和国プラハ国立芸術アカデミー音楽舞踊学部舞踊専攻(プラハ国立芸術大学、通称:HAMU、https://www.hamu.cz/en/departments-sections/dance-department/)のスタディツアーに参加しました。2023年度に引き続き2回目の参加となり、今回は学部3年生8名、大学院生2名、引率教員1名で、10/29(火)~11/8(金)の計11日間のツアーでした。
メインのプログラムとなるHAMUにて開催されたダンスフェスティバル New Generation (11/1~11/3)には、ベルリンやマルタの学生作品、HAMUの学生作品と共に、本コースからは『Our Generation is』(学部3年2名、大学院生2名)と『After Image』(学部3年生6名)の2作品を上演いたしました。渡航以前より現地スタッフの方々と上演についての連絡を取り、当日は現地の劇場文化に触れながらリハーサルを行いました。終演後は作品創作者と鑑賞者のディスカッションが英語にて行われました。ディスカッションでは作品の意図やテーマ、題材について多くの議論が交わされました。鑑賞者の中には『After Image』について、「どこに行けばもう一度観られるのか?」と尋ねられるほど、好意的に受け止めて頂けました。New Generation期間中は他にも実技ワークショップが行われ、ストリートダンスやサルサなど、HAMUの学生によるダンスレッスンに参加しました。またHAMU内で行われているサイトスペシフィックダンスを観劇しました。最後には各国の学生が即興セッションに参加し、本学の生徒も言語の壁を越え、身体を通じたコミュニケーションを楽しみました。
また、HAMUにて開講されたContemporary Danceや、通常開講されているBallet、Folk Dance、Modern Danceの授業にも現地の学生と共に参加し、ダンスを通じて楽しんで交流できました。特にFolk Danceはペアの踊りが多く、チェコの文化を肌で感じられる機会となりました。
11/2には国立歌劇場にて「ロミオとジュリエット」を鑑賞しました。日本人バレエダンサーの皆様も活躍されており、名作を素晴らしい劇場で堪能できたことは大変貴重な経験となりました。
11/4には在チェコ日本大使館の大使公邸で行われた夕食会に、「ロミオとジュリエット」にもご出演されていたバレエダンサーの方々とご招待して頂きました。数日ぶりの日本食を楽しみながら、プラハでのダンサーとしての生活や、これまでのご経験についてお話を伺うことができ、大変学びの多い夕食会でした。
市全体が世界遺産に登録されているプラハの街並みは、いつどこを歩いても美しく、荘厳かつ繊細に装飾された建物は大変見応えがありました。また、HAMUをはじめ、現地の方々の温かさにも触れることができ、プラハで濃密な数日間を過ごすことができました。ダンスをきっかけに、普段と異なる文化に出会い、学生一人ひとりの世界も広がったことと思います。本研修で得られた経験を、今後の学びに還元してまいります。
HAMU前での集合写真
「ロミオとジュリエット」を鑑賞した国立歌劇場前での集合写真
New Generationでの上演作品「Our Generation is」写真:Michal Hančovský
New Generationでの上演作品「After Image」写真:Michal Hančovský
New Generation終演後に劇場にて
New Generation上演後のディスカッションにて
HAMUの学生によるストリートダンスのワークショップ
HAMUの学生によるサルサのワークショップ
HAMUのコンテンポラリーダンスの授業
HAMUのフォークダンスの授業
HAMUのモダンダンスの授業
お招きいただいた在チェコ日本大使館 大使公邸での夕食会