教員紹介

中村俊直(現代フランスの文学・文化、日仏比較文学・文化)

元来はフランス20世紀文学が研究テーマですが、近年は、文学と美術、あるいはより広い観点で言えば、言語による表現とイメージ(画像、映像)による表現という二つの表現(コミュニケーション)手段の比較の考察を特に行っています。また日仏間の文化交流の歴史にも関心を持っています。

田中琢三(近代フランスの文学・文化、フランス語教育)

19世紀フランスの作家エミール・ゾラを中心に、近代における文学と社会あるいは文学と政治の相互的影響関係について研究しています。日本人としてヨーロッパの言語や文化を学ぶことの意味を考えながら、文学を通して国際交流に貢献する道を模索していきたいと思います。

アレクサンドル・マンジャン(フランス語学、日仏比較社会論)

日本でフランス語を効果的に教えるためには、教員の側に「日本語能力があること」と「日本人の精神を知っていること」という、二つのポイントが要求されるのではないかと思います。また、ネイティブ・スピーカーである教員が、学生と同じ言語を操り、日本人や日本文化に理解があるということで学生に安心感を与えつつ、日本人学生特有の反応に臨機応変に対応し、習得内容に関しては厳格さを要求するという、しなやかな教え方が必要であるのではないかと思います。

さらに、学生のフランス語のレベルの向上だけではなく、フランス語圏やその文化に対する学生の好奇心を掻き立て、国際的な視野を授けることが私の抱負です。私の授業により、比較文化的な観点が開け、学生がフランス人の考え方を前より少しでも知るようになったら、日本人であることがどんなことであるのかを考え、理解できるようになるのではないかと期待しています。

菅野健(近・現代ドイツ文学、ドイツ語教育)

トーマス・マンを中心としたドイツ文学の研究を行う一方で、ドイツ語教育にも力を注いでいます。

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