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2020年5月7日更新
「研究って、おもしろい!」と思ってもらえる本ということで、教員が選びました。必ずしも現在本屋で手に入るものばかりではありませんが、ぜひ繙いてみて下さい。重厚な研究書に比べ、より手に取りやすいタイプのものを選んであります。
なお、近代文学・現代文学についてはあまりに多いので、ここには挙げませんが、自分で探して見てもらえればと思います。
西郷信綱『古事記の世界』 岩波新書 1967
森博達『日本書紀の謎を解く―述作者は誰か』 中公新書 1999
神野志隆光『古事記と日本書紀 「天皇神話」の歴史』 講談社現代新書 1999
松本直樹『神話で読みとく古代日本: 古事記・日本書紀・風土記』 ちくま新書 2016
土橋寛『古代歌謡の世界』 塙書房 1971
佐竹昭広『萬葉集抜書』 岩波現代文庫 2000
伊藤博『萬葉集相聞の世界』 塙書房 1959
片桐洋一『小野小町追跡』 笠間書院 2015(いくつか版あり)
秋山虔『伊勢 王朝女流文学の誕生』 ちくま学芸文庫 1994
小沢正夫『古今集の世界 増補版』 塙書房 1985
橋本不美男『原典をめざして ―古典文学のための書誌』 笠間書院 2008
久保木哲夫『折の文学 平安和歌文学論』 笠間書院 2007
河添房江『唐物の文化史 ―舶来品からみた日本』 岩波新書 2014
藤井貞和『源氏物語の始原と現在 ―付 バリケードの中の源氏物語』 岩波現代文庫2010
西郷信綱『源氏物語を読むために』 平凡社ライブラリー 2005
藤井貞和『物語の結婚』 ちくま学芸文庫 1995
赤羽淑『定家の歌一首』 桜楓社 1977
田渕句美子『異端の皇女と女房歌人 式子内親王たちの新古今集』 角川選書 2014
田渕句美子『阿仏尼』 吉川弘文館人物叢書 2009
岩佐美代子『永福門院 飛翔する南北朝女性歌人』 笠間書院 2000
小松英雄『徒然草抜書 表現解析の方法』 講談社学術文庫 1990
小川剛生『兼好法師 ―徒然草に記されなかった真実』 中公新書 2017
松岡心平『宴の身体 ―バサラから世阿弥へ』 岩波現代文庫 2004
小川剛生『武士はなぜ歌を詠むか ―鎌倉将軍から戦国大名まで』 角川選書 2008
諏訪春雄『江戸文学の方法』 勉誠社(勉誠出版) 1997
谷脇理史『西鶴研究序説』 新典社 1981
日野龍夫『江戸人とユートピア』 岩波現代文庫 2004
長島弘明『雨月物語の世界』 ちくま学芸文庫 1998
佐藤至子『江戸の出版統制 弾圧に翻弄された戯作者たち』 吉川弘文館歴史文化ライブラリー 2017
中野三敏『書誌学談義 江戸の版本』 岩波現代文庫 2015
今田洋三『江戸の本屋さん 近世文化史の側面』 平凡社ライブラリー 2009
河竹登志夫『演劇概論』東京大学出版会 1978
内山美樹子『浄瑠璃史の十八世紀』勉誠出版 1989
郡司正勝『かぶき入門』岩波現代文庫 2006
服部幸雄『大いなる小屋 江戸歌舞伎の祝祭空間』講談社学術文庫 2012
渡辺保『歌舞伎 型の魅力』角川ソフィア文庫 2013
西郷信綱『古代人と夢』 平凡社ライブラリー 1993
渡部泰明『和歌とは何か』 岩波新書 2009
渡部泰明・阿部泰郎・鈴木健一・松澤克行『天皇の歴史10 天皇と芸能』 講談社学術文庫 2018
佐竹昭広『古語雑談』 岩波新書 1986
久保田淳『富士山の文学』 角川ソフィア文庫 2013
益田勝実『益田勝実の仕事2 火山列島の思想』 ちくま学芸文庫 2006
同『益田勝実の仕事1 説話文学と絵巻』 ちくま学芸文庫 2006
鈴木健一『伊勢物語の江戸 古典イメージの受容と創造』 森話社 2001
金水敏『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』 岩波書店 2003
井上史雄『日本語ウォッチング』 岩波新書 1998
森博達『日本書紀の謎を解く―述作者は誰か』 中公新書 1999
小林隆・澤村美幸『ものの言いかた西東』 岩波新書 2014
山口仲美『ちんちん千鳥のなく声は―日本語の歴史鳥声編』 講談社学術文庫 2008
中村桃子『「女ことば」はつくられる』 ひつじ書房 2007
中村桃子『翻訳がつくる日本語―ヒロインは女ことばを話し続ける』 白澤社 2013
米川明彦『若者語を科学する』 明治書院 1998
屋名池誠『横書きの登場―日本語表記の近代』 岩波新書 2003
笹原宏之『日本人と漢字』 集英社 2015
馬淵和夫『五十音図の話』 大修館書店 1993
菊地康人『敬語』 講談社学術文庫 1997
足立巻一『やちまた』上・下 中公文庫 2015
岡崎友子・堤良一・松丸真大・岩田美穂編『ココが面白い! 日本語学』 ココ出版 2017
大西拓一郎編『新日本言語地図―分布図で見渡す方言の世界―』 朝倉書店 2016