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1.日本史選択Tさんの場合

 私は、某大学の史学科からお茶の水女子大学の比較歴史学コースへ三年次編入をした。以前の大学で取った単位のうち70単位が認定された。70単位は、編入生が認定される最大の単位である。

 編入後、私は教職課程をとることを決めた。以前の大学では教職課程を取っていなかった。ほぼゼロからのスタートであった。以前の大学で履修をしていた学芸員課程も続けることも決めた。70単位は、認定される最大の単位とはいえ普通の三年生よりも少ない。その中で、二つの資格課程を取ることはどれだけ大変なことかはわかっていた。三年次には、前期に18コマ、後期に20コマの授業があった。資格課程は大変であったが、日本史以外の授業(世界史や地理、公民分野)も取ることが要求されるので、視野が広がったと思う。

 また、三年生になると、通常の授業もゼミがはじまり、授業も特殊講義がほとんどになる。ひとつひとつの授業の内容が濃密になる。発表がいくつも重なり、苦しんだ夜もあった。だが、三年次に学んだことは、自分の専門を深く掘り下げていく上でも、卒論を書く上でも、基盤となってくれたように思う。ひとつひとつの授業を、手を抜かずに大事にしていってほしいと思う。

 四年生になると、ゼミを二つと教職課程で残っている単位だけとなった。週のコマ数も前期に4コマ、後期に3コマとなった。だが、四年次は、教育実習・博物館実習に卒論、大学院試験の勉強と大学での授業以外で忙しかった。卒論と大学院試験の勉強は、自分のペースで進めるものである。嵐のようにやってくる実習(教育実習は七月、博物館実習は十月であった)の中で、自分自身で時間を管理し勉強をすることは、意志の弱い私にとって非常に難しいことであった。たくさんの時間を無駄にした。四年次(授業が少ない三年生も)には、時間の管理が大きなポイントになると思った。

 この春、二つの資格を無事取得することができた。資格課程は、一年生から始めないと取得することができないという神話?があるが、途中からでも、単位が人より少なくても、資格をどうしても取得したいと思えば取れるということを二年間で証明できたと思う。今からでも、本気で取得したいと思っている人はあきらめないでほしい。

 二つの大学に通ってみて、比較歴史学コースの長所とは、日本史・アジア史・西洋史間の垣根が低いことにあると思った。それぞれの分野の先生を知っていて、軽い気持ち(悪い意味ではなく)で授業を取ってみようと思うことができるのは、比較歴史学コースならではである。一つの分野に凝り固まることなく、比較歴史学コースの長所を利用した履修を考えてみてはいかがでしょうか。歴史への理解が深まるし、歴史がもっと楽しくなることでしょう。

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最終更新日: 2013/7/5

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