定期通信第4号を発行しました

 無作為オンラインパネルPbOPSS-23にご登録いただいている皆様に,電子メイル(または郵送)にて PbOPSS-23通信 第4号のご案内をお送りさせていただきます。「アフターコロナ世界における日本人の政治選択と生活意識アンケート」の確定結果の分析の一部を新たに収録しておりますので是非ご覧ください。上部の 定期通信/結果速報 のタブからご覧いただけます。2023年2月のアンケートの結果速報は今回で終わり,次回からは2024年2月に実施した「デジタル社会化とメディア活用についてのアンケート」の結果速報をお送りしたいと思います。

 2024年1月15日に,2022年3月まで推進していた前のプロジェクトの成果として書籍を出版しました(右のカバーは出版社のサイトへのリンクになっています)。調査研究に御協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。

研究プロジェクトについて

 この調査研究プロジェクトは,お茶の水女子大学基幹研究院(人間科学系)教授の杉野勇が研究代表者となって,日本学術振興会から科学研究費補助金・基盤研究(A)の助成を受けて,2022年4月から2027年3月まで実施するものです。

 社会調査・世論調査が,たまたま調査対象になった人達の実際や考えだけではなく,きちんとした根拠に基づいて広く一般性をもつには,対象者を無作為抽出(ランダムサンプリング)という方法で選ぶ必要があります。しかし現在広く行われている“インターネット調査”,“ウェブアンケート”のほとんどは無作為抽出を行っておらず,ネットショッピングやSNSのついでに自分から“モニター登録”を行った人たちだけに調査を依頼します。これを「非確率オンラインパネル(Non Probability Online Panel; NPOP)」(または非確率ウェブパネル)と呼びます。小遣い(謝礼のポイント)を獲得することだけが目的である人たちも少なくありません。そうした“インターネット調査”,“ウェブアンケート”の結果は偏ったものとなる懸念が強く,人々の「世論」「民意」を正しく反映しているとはいえません。

 確率的オンラインパネルは,まず最初に,正しい学術的な調査と同じく無作為抽出を行って依頼する方々を選び出します。その方たち(だけ)に回答者集団(=パネル)への登録をお願いし,その後いくつかのウェブアンケートへの回答を依頼します。

 研究上は「確率的オンラインパネル」と呼びたいと思いますが,一般の人には少しでも聞き覚えがある方が馴染みやすいと思い,「無作為オンラインパネル」または単に「無作為パネル」と呼ぶことにします。英語では Probability-based Online Panel と呼ぶことが多いです(Online PanelはWeb Panelともいいます)。
私たちは,Probability-based Online Panel for Social Science since 2023 を略して,PbOPSS-23 を略称とすることにしました。
「なんと発音するんだ?」と疑問に思われるかも知れませんが,「ポップス・ツースリー」あるいは「ボップス,にーさん」などと呼んでいただければと思います。

動画で直接ご説明しています



更新情報

2024. 3.25 PbOPSS-23通信第4号を掲載しました。

2024. 2. 1 PbOPSS-23通信第3号を掲載しました。

2023.10. 2 PbOPSS-23通信第2号を掲載しました。

2023. 5.25 PbOPSS-23通信第1号を掲載しました。

2023. 2.15 無作為オンラインパネル登録と初回調査協力のお願いを始めました。

2023. 2. 1 このサイトをスタートしました。