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学校推薦型選抜・合格者のみなさまへ

2025年11月1日更新

合格者のみなさまへ

このたびは、本学人間社会科学科の各コースに合格されたこと、心よりお祝い申し上げます。皆さまを新たにお迎えできることを、教員一同、大変嬉しく思っております。

さて、本学では、入学後の学びをより豊かに始めていただくために、入学までの期間に読んでいただくことをおすすめする推奨図書を用意しております。指定の文献(1冊でも複数冊でも構いません)に触れることで、大学での学びの入口を体験し、授業や議論に臨む際の視野を広げる一助としていただければ幸いです。

推奨図書については、特にレポートの提出などは必要ありません。ご自身のペースで読み進め、気になった点や印象に残った点を心に留めていただければ結構です。これが、入学後の授業や議論に臨む際の大きな助けとなるはずです。

それぞれのコースごとに、図書リストがありますので、そちらをご覧ください。新しい生活が始まる春に、皆さまとお会いできることを心から楽しみにしております。

お茶の水女子大学 文教育学部人間社会科学科
学科長 大多和直樹

<推奨図書リスト>
●教育科学コース
1.アドルフ・ポルトマン(高木正孝訳)『人間はどこまで動物か――新しい人間像のために』(1961年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 4004161215、¥880)
2.堀尾輝久『教育入門』(1989年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 4-00-430054-1、¥780)
3.天野郁夫『試験の社会史――近代日本の試験・教育・社会』(2007年、平凡社〈平凡社ライブラリー〉、ISBN: 978-4-582-76602-8、¥1,500)
4.小針誠『アクティブラー二ング――学校教育の理想と現実』(2018年、講談社〈講談社現代新書〉、ISBN: 978-4062884716、¥968)
5.志水宏吉『学力を育てる』(2005年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 4-00-430978-6、¥780)
6.藤田英典『教育改革――共生時代の学校づくり』(1997年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 4-00-430511-X、¥820)
7.木下是雄『理科系の作文技術』(1981年、中央公論新社〈中公新書〉、ISBN: 978-4-12-100624-0、¥700)
8.柏木恵子『子どもが育つ条件――家族心理学から考える』(2008年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 978-4-00-431142-3、¥902)
9.柘植雅義『特別支援教育――多様なニーズへの挑戦』(2013年、中央公論新社〈中公新書〉、ISBN: 978-4-12-102218-9、¥968)
10.鹿毛雅治『モチベーションの心理学――「やる気」と「意欲」のメカニズム』(2022年、中央公論新社〈中公新書〉、ISBN: 978-4-12-102680-4、¥1,000)

●社会学コース
1.長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志『社会学』(2007年、有斐閣、ISBN: 978-4641053700、¥3,500)
2.アンソニー・ギデンズ(松尾精文ほか訳/宮島喬ほか訳)『社会学(第5版[第9版 上・下])』(2025年、而立書房、ISBN: 978-4880594460(上)、978-4880594477(下)、¥3,200(各))
3.竹内洋『社会学の名著30』(2008年、筑摩書房〈ちくま新書〉、ISBN: 978-4480064196、¥820)
4.見田宗介『現代社会はどこに向かうか――高原の見晴らしを切り開くこと』(2018年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 978-4004317227、¥760)
5.ルース・ベネディクト(角田安正訳)『菊と刀』(2008年、光文社〈光文社古典新訳文庫〉、ISBN: 978-4334751692、¥920)
6.松村圭一郎・中川理・石井美保(編著)『文化人類学の思考法』(2019年、世界思想社、ISBN: 978-4790717331、¥1,980)
7.川田順造『〈運ぶヒト〉の人類学』(2014年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 978-4004315025、¥720)
8.ジョン・スコット(白石真生ほか監訳)『キーコンセプト 社会学』(2021年、ミネルヴァ書房、ISBN: 978-4623089284、¥4,950)
9.ダンカン・ワッツ(青木創訳)『偶然の科学』(2014年、早川書房〈ハヤカワ文庫〉、ISBN: 978-4150504007、¥946)
10.マックス・ヴェーバー(富永祐治・立野保男訳、折原浩補訳)『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』(1998年、岩波書店〈岩波文庫〉、ISBN: 978-4003420928、¥1,111)
11.ケン・プラマー(赤川学監訳)『21世紀を生きるための社会学の教科書』(2021年、筑摩書房〈ちくま学芸文庫〉、ISBN: 978-4480510310、¥1,760)
12.Matthew Engelke How to Think Like an Anthropologist(2018年、Princeton University Press、ISBN: 978-0691178783、¥5,712)
13. ジュディス・バトラー『権力の心理的生――主体化と服従化に関する諸理論』(2024年、月曜社、ISBN: 978-4865031928、¥3,200)

●子ども学コース
1.普光院亜紀『保育園は誰のもの――子どもの権利から考える』(2018年、岩波書店〈岩波ブックレット〉、ISBN: 978-4002709772、¥520)
2.針生悦子『赤ちゃんはことばをどう学ぶのか』(2019年、中央公論新社〈中公新書ラクレ〉、ISBN: 978-4121506634、¥820)
3.本田和子『それでも子どもは減っていく』(2009年、筑摩書房〈ちくま新書〉、ISBN: 978-4480065179、¥740)
4.河合隼雄『子どもと学校』(1992年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 978-4004302124、¥860)
5.小玉亮子『幼児教育』(2020年、ミネルヴァ書房、ISBN: 978-4623088591、¥2,200)
6.倉橋惣三『育ての心(上・下)』(2008年、フレーベル館〈倉橋惣三文庫〉、ISBN: 978-4577803172(上)、978-4577803189(下)、¥1,100+¥1,200)
7.松岡享子『子どもと本』(2015年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 978-4004315339、¥940)
8.森口佑介『つくられる子どもの性差「女脳」「男脳」は存在しない』(2024年、光文社、ISBN: 978-4334104740、¥860)
9.岡本夏木『幼児期――子どもは世界をどうかむか』(2005年、岩波書店〈岩波新書〉、ISBN: 978-4004309499、¥880)
10.津守真『子どもの世界をどうみるか――行為とその意味』(1987年、日本放送出版協会〈NHKブックス〉、ISBN: 978-4140015261、¥870)
11.浦島千佳・加藤沙波・中井なつみ・田渕紫織・奥野斐・堀井恵里子・伊藤舞虹 『子どもたちにせめてもう1人保育士を』(2023年、ひとなる書房、ISBN: 978-4894642959、¥1,400)
12.山中康裕『少年期の心――精神療法を通してみた影』(1978年、中央公論新社〈中公新書〉、ISBN: 978-4121005151、¥780)

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