「IT時代におけるくらしと社会に関する調査」(3モード比較調査)

 2013年4月から2016年3月まで,文部科学省と日本学術振興会の科学研究費補助金事業として,基盤研究(B)(一般)「ICT支援による社会調査の信頼性と応用性の向上を目指した方法論的研究」(課題番号25285147)の研究代表者をつとめていました。
 この調査研究プロジェクトの一環として,2014年度には,「IT時代におけるくらしと社会に関する調査」を実施しました(調査期間:2014年10月〜12月)。調査研究組織の名称は,「社会調査法研究会」といたしました。調査に御協力を戴いた皆様には心より御礼を申し上げます。
 調査の実施は,日本の代表的調査専門組織の一つである,株式会社 日本リサーチセンターに委託しました。

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  (2015年3月6日)

explanation調査主旨説明書: 調査協力のお願いを受け取られた方はこの説明書・Q&Aもお読み下さい。
 この調査の実施に関しては,お茶の水女子大学の人文社会科学研究の倫理審査委員会に倫理審査申請を行い,調査倫理上問題がないことの承認を受けました。

調査研究組織

社会調査法研究会(調査企画)

 研究代表者:杉野 勇(お茶の水女子大学 准教授) [著書,論文]
 研究分担者:轟 亮(金沢大学 教授) [著書,論文]
      平沢 和司(北海道大学 教授) [著書,論文]
      俵 希實(北陸学院大学 教授) [著書,論文]
      小林 大祐(金沢大学 准教授) [著書,論文]
      荒牧 草平(九州大学 准教授) [著書,論文]

研究成果発表

  6th Conference of ESRA, Reykjavik, Iceland, July 13-17, 2015
  第88回日本社会学会大会,早稲田大学, September 19-20, 2015

調査の目的

 本研究調査は、仕事・職業あるいは社会階層と、選挙や政治をはじめとする多様な生活領域に関する社会意識の関係を把握することを内容的な目的としております。上に氏名を挙げております調査研究組織には,社会階層研究と並んで家族社会学や教育社会学を専門とする研究分担者を複数含んでおり,例えば選挙や政治,或はメディア・コンピュータ利用行動などと種々の社会意識の関係について複数の観点の組み合わせから分析を行うことが出来ます。
 また、調査方法に関して、今後の社会調査の有力な実施方法であると思われるCAPICASI、そしてPAPIの特徴や信頼性を、方法間(データ収集モード間)の比較によって明らかにすることを方法論的な目的としています。 〔...CAPI, CASI, PAPIとは?〕

対象者の選び方

 この調査は,中規模の社会調査として企画しており,東京・千葉・埼玉・神奈川の1都3県,30歳から59歳までの日本人男性・女性1,080名を対象としてします。調査をお願いする方は,二段階の無作為抽出という方法で選ばせていただいています(正確には「層化二段無作為抽出」といいます)。この方法は科学的な社会調査における標準的な方法であり,まずは地点を「くじ引き」に似た方法で全く偶然に(無作為に,ランダムに)選びます。そして選ばれた地点の中で個人を再び全く偶然に(無作為に)選びます。
〔...詳しく読む〕

調査の概要

 実際に対象者の方をお尋ねする時期(実査期間)は2014年10月〜12月です。初めにお葉書で調査協力の依頼状をお出しした後に,日本リサーチセンターの専門調査員が直接お宅をお伺いします。その際に改めて,御説明と御協力のお願いを致します。 〔...詳しく読む〕
papi