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2025年3月21日更新
アメリカ南部文学、20世紀アメリカ文学
ノーベル賞作家ウィリアム・フォークナーを中心に、多くの社会問題――とりわけ人種差別問題――を抱えるアメリカ南部の文学を研究しています。「自由」と「平等」の国であるとされるアメリカ国内において、時代遅れの社会であり文化的な汚点であるとみなされてきた地域の作品が、罪の意識や救いの可能性といったものをどのように描いているのかを考察しています。いささか古臭いかもしれませんが、基本的には作品を作家の自我や思想や無意識を映し出す媒体とみなしながら、地味に地道に作品論を書くようにしています。
アメリカ文学はとにかくスケールが大きく、自由で、雑多で、ワケがわかりません。だからといって、わからないと開き直るのでも諦めるのでもなく、可能な限り調べ、考え、理解に肉薄するよう努めながら、ねばり強く「わからなさ」と向き合い続けることを心がけています。
火曜 12:15-13:15 @ 文教1号館 420(メールでアポをとってください。)