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高桑晴子(Haruko TAKAKUWA)教授

2025年3月21日更新

takakuwa

専門分野

イギリス・アイルランド文学(主に19世紀の小説)

担当授業科目

  • 学部:英文学史、英米文学演習、英文学特殊講義、英語圏言語文化研究、等
  • 大学院:英文学特論(批評研究)、英文学演習(作家研究)、英語圏言語文化特論、英語圏言語文化演習、イギリス言語文化論、イギリス言語文化論研究、等

研究内容

Jane Austen, Maria Edgeworth, Susan Ferrierなど19世紀初頭のイギリス女性作家の家庭小説を研究しています。18世紀から19世紀はイギリスという複合国家が形成され、女性の教育や権利についての関心も高まった時代です。この時代の女性作家たちの小説において、女性とネイションの問題が密接にかかわっていたことを分析しています。また、あわせて文学作品のアダプテーション(翻案)の問題や、アングロ=アイリッシュ文学(アイルランドにおける英語文学)の系譜の問題にも関心をもっています。

メッセージ

ことばは世界を切り分けるツールですが、だからこそ、曖昧で、揺らぎやすく分かりにくいものでもあります。文学は、その曖昧さや分かりづらさに根気強く向き合うことを教えてくれます。イギリス文学を通して、一緒にことばの揺らぎに耐え愉しむ力を培っていきましょう。

おすすめの本

  • 川北稔『砂糖の世界史』(岩波ジュニア新書)
    • イギリスの近代を帝国主義・植民地主義の観点から理解することができる一冊です。イギリス小説の背景を理解するのに役に立ちます。
  • ジェイン・オースティン『自負と偏見』(新潮文庫ほか)
    • 『高慢と偏見』という題のほうがより一般的でしょうか。一見堅苦しいタイトルとは裏腹に若い女性を主人公とした恋愛プロットが展開します。他愛もなく感じるかもしれませんが、その中に人間社会のマナーズの問題を読み取ることもできます。

オフィスアワー

木曜 12:20-13:10 @ 文教1号館 406

研究者情報

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