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2016年3月28日更新
お茶大英文学会は、研究組織であると同時に、学部生や学部卒業生も会員の同窓会でもあります。ホームカミングディの様子、各年次の同窓会のお知らせ、同窓生の声など、さまざまに発信していきたいと思っています。どうぞ覗いてみて下さい。
3月13日(土曜日)、英語圏言語文化コース西尾道子先生(英語学)の最終講義が行われました。タイトルは「同時通訳の言語的工夫について」です。
本学卒業後、同時通訳者として一線で活躍された西尾先生が、ご自身の経験から、「同時通訳」という言語行為の特殊性についてお話し下さいました。日本語と英語との構造的な差異の間で、人と人とのリアルなコミュニケーションの架け橋となることを求められる同時通訳者に、どのようなテクニックや専門知識が必要かということが、具体例を交えて紹介されました。ときに通訳の現場で予想もつかないハプニングに見舞われながらいかにその状況を乗り越えたのかなど、西尾先生のエピソードも語られ、専門的な内容でありながら誰もが楽しむことのできる貴重な1時間となりました。
西尾先生は、同時通訳者として現役を退かれたのちに、本学で研究活動を始められました。研究者・教育者としての先生の眼差しが、通訳という仕事の難しさ、厳しさを踏まえているからこその温かさにいつも満ちていたことを、改めて実感しました。壇上でお話しされる先生の笑顔につられて、会場全体も、終始和やかな雰囲気でした。
講演後には、学部の卒業生や大学院生の代表者から、それぞれ花束とメッセージが送られました。
その後会場を移し、懇親会が開催されました。西尾先生を囲んで、卒業生、在校生、教員たちの思い出話の花が咲きました。
西尾先生のこの講義は、『研究報告第1号』に掲載されます。
大学院博士課程後期在籍
佐藤里野
2010年度は、5月29日にホームカミングディが開かれました。
同学年の同窓会を兼ねて賑やかに来校してくださった方々や、旧友と連れだって足を運んで来られた方々などが、三々五々、英文科を訪れて下さいました。
偶然、その1週間ほど前に、1950年代にまで遡るアルバムが、英文科の助手室で「発見」(!?)されました。卒業時の記念写真などを保存したものです。それを覗き込みながら、懐かしさに溢れた会話や笑いが起こったことは言うまでもありません。
来年も同時期にホームカミングディをおこないます。その折りにはこのホームページをつうじてお知らせいたしますので、ぜひお越し下さい。
2009年の春、たまたま米国サンフランシスコ近辺で開かれているお茶大の同窓会に招かれました。
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