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2020年4月10日更新
フランス語圏の言語文化、フランス語の言語政策や教育に関する研究を行っています。最近の研究課題は「フランス語教育におけるフランコフォニーの意義」、「ケベックとカナダ他州フランコフォン共同体との関係」などです。
19世紀フランスの作家エミール・ゾラを中心に、近代における文学と社会あるいは文学と政治の相互的影響関係について研究しています。日本人としてヨーロッパの言語や文化を学ぶことの意味を考えながら、文学を通して国際交流に貢献する道を模索していきたいと思います。
異なる言語と文化を持つ人同士は、自身の体験や感情をどのように伝え合うのでしょうか。私は昔からこの問題に関心を持って、フランスと日本を主な対象に比較文学・比較文化の研究を行なってきました。現在はフランスにおける日本語学や日本語教育の設立、日本の文学作品の翻訳と受容などについて研究を続けています。
初級フランス語の授業では、学生の皆さんが少しずつフランス語に慣れるように、日本語でも指導しています。中級と上級の授業では、学習教材だけではなく、フランスおよびフランス語圏諸国の小説、新聞記事、ラジオ番組、テレビ番組なども使用します。フランス語学習を通して、異なる言語と文化を自分のものにする楽しさを知っていただければ幸いです。
ドイツ語圏の言語文化、特に近現代のオーストリア文学を中心に研究しています。ドイツ語教育にも力を入れています。