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ゼミ・講義概要

2017年6月28日更新

ゼミ概要

学部ゼミでは、漢文読解力の向上をめざし、漢文史料をがしがし読んでいます。2017年度のテクストは、清代中期の18世紀に趙翼という学者が書いた『廿二史箚記』という本です。この本は、各王朝のスタンダードな歴史書とされている「正史」を主な題材とした史論です。各時代の特色ある現象が取り上げられており、当時の学者が中国史の流れをどのようにつかんでいたのかがわかります。そのほか、「漢文読書会」(毎週火曜昼休み)では、『史記』『漢書』など古代史の基本文献のなかから、面白そうなところを選んで少しずつ読んでいます。

卒論のテーマ

2007-2017年度の卒業論文のテーマは、以下の通りです。

  • 「漢代和蕃公主考-和親・兄弟の約・婚姻から見る-」
  • 「北魏における爵制の変遷-皇族にみる爵制と官制の関わりの変化-」
  • 「『点石斎画報』に見る清末中国人の外国観」
  • 「張謇の見た日本の女子教育 -清末、官紳の対日視察とその実践-」
  • 「宋代における広州南海神信仰とその性格-石刻史料に記される賜額・賜号を中心に-」
  • 「清末・民国初期における津浦鉄道と民衆-新聞記事を題材として-」
  • 「近代上海『ノース・チャイナ・ヘラルド』に見るイギリス人の視点-四明公所事件をもとに-」
  • 「中国古代の惑星現象観に見る災異思想」
  • 「明清期の士大夫に流行した同性愛について」
  • 「近代中国におけるモンテスキュー受容――厳復・梁啓超を中心に――」
  • 「清代のムスリム宗族――米氏宗譜と毘陵沙氏族譜を中心に――」 
  • 「1930年前後における林献堂の台湾構想」  
  • 「中国清朝末期の女子教育観――新聞・雑誌の論調を中心に――」
  • 「五四新文化運動時期の『婦女雑誌』編集長章錫琛の女性論」
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