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舞踊教育学Q&A

2022年6月29日更新

Q: 幼少の頃から踊りやスポーツを習っていないと入学できないの?

A:

本コースはプロのダンサーやスポーツ選手の養成所ではありません。入試に実技試験がありますが、これは基礎的な運動能力やこれまでの運動歴、将来の可能性をみるためのものです。専門的な訓練の経験が問われるのではありません。入学時には舞踊の初心者でありながら、その後の努力で優秀なダンサーとして活躍している先輩もいます。動くことが好きで基礎的な運動能力があれば心配はいりません。むしろ入学後の努力が大切なのです。

Q: どんな実技科目を行うのですか?

A:

舞踊の実技科目としては「モダンダンス・テクニック」「舞踊創作法」の授業数が多く、初級・中級・上級と段階をふまえた指導がおこなわれます。その他「民族舞踊」「日本舞踊」「バレエ」「舞踊教育法」の実技科目が開設されており、様々な種類の舞踊が経験できます。年に1度、舞踊実技の集大成として都内の劇場での公演が開催されます。

スポーツでは、「陸上競技」「器械体操」「球技」「水泳」「体つくり運動・武道」といった、中学・高校の保健体育教員免許取得を念頭においた科目が開講されています。その他一般学生のために開講されているスポーツ健康関連科目の中に、ニュースポーツなどの種目も開設されており、それを受講することもできます。

Q: 実技以外にはどんな授業があるのですか?

A:

本コースの研究分野は人文・社会・自然科学にわたっており、たいへん多様な講義、演習、実験科目が開設されています。舞踊やスポーツについての歴史と地理的広がり、その構造や思想・美意識、社会的意義と今後の展望、さらに人間の身体のしくみや運動の生理、日常動作を含めた身体運動の動作特性といった内容の講義を4年間で履修します。実験・演習では文献購読、AV機器やコンピュータを用いた人間の動作および舞踊作品等の分析実験、運動にかかわる心理実験、野外調査の実習などさまざまな課題研究が行われます。4年次には各自研究テーマを設定し、卒業研究論文を作成します。

Q: 卒業後の進路は?

A:

本コースでは中学・高校の保健体育教員免許が取得できます。卒業後の進路は、教職のほか、一般企業(近年ではマスコミ、運輸旅行業等が多い)への就職、大学院への進学などです。芸術・学術専門職や、舞踊家として公演・教育活動にたずさわる人も最近ふえてきました。大学院修了者では多くが大学へ就職しています。

Q:実技検査に関することが知りたい

A:

「舞踊教育学コース入試 実技検査に関するQ&A」をご覧下さい。

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