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2025年6月20日更新
「日本史概説」では1年生を中心に、高校での「日本史」との違いを意識しながら、日本史(特に江戸時代の歴史)の概説講義を進めています。高校までとは違って単に知識を覚えるのではなく、いろいろな研究者の物の見方をベースにしながら自分で疑問に対する答えを探す方法を見つけるという、大学での授業を味わっていただけたらと願っています(ただし2025年度のみ非常勤講師の方が担当されます)。「歴史史料学」では近世・近代の史料の読み方を講義します。文字通り「くずし字」の解読から史料の性格を踏まえた内容分析まで、いろいろな角度から史料を読解する方法を学びます。「くずし字」が読めるようになると、格段に世界が広がりますよ。皆さんもいかがですか?
学部ゼミでは5月ごろまでは4年生の卒論構想報告、6月からは地方自治体史(〇〇県史など)をテキストとして、日本近世史を研究するのに必要な基礎的な史料読解力や、分析手法、議論の展開の方法等を身につけることを目指しています。地域は、あくまでもひとつのモデルケースですが、土地にちなむさまざまな論点も浮かび上がってきて、面白いです。ゼミの進め方としては、各自が興味のあるテーマを選び、各学期1回ずつ報告をします。毎回バラエティーに富む話題が展開することでしょう。大学院ゼミは、参加者が自由なサブテーマのもとに研究成果を披露して、みなで議論を進めています。学期に1度ほど大学近郊に散歩して、ゼミ内の交流を深めることも行っています。