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2024年6月6日更新
中学・高校の国語・中国語教員免許状を習得する場合には、教職科目の他に所定の教科の専門科目を修得する必要があります。中国語の資格は比較的容易に取得できます。国語については、日本文学コースの科目をいくつか修得する必要があります。
「学芸員」や「社会教育主事」の資格も取ることができます。
そのほか、中国語の能力を証明する試験として「中国語検定(中検)」「HSK(漢語水平考試 Hanyu Shuiping Kaoshi)」などがあります。
卒業後の就職先は官庁・地方自治体・放送出版・商社・金融・メーカー等いろいろです。かつては、卒業後、教職につく人が多かったのですが、平成に入ってからは教師になる人は1人か2人ぐらいです。その反面、卒業後、社会人としての経験を経た後、あるいは、子育てが一段落ついてから、再び大学に戻り大学院に進学してから、高校の漢文や中国語の非常勤講師をする人はたくさんいます。
また、卒業後も大学に残り大学院に進学して中国語学や中国文学の研究者を目指す人たちもいます。
ここ数年の卒業生の主な就職先をあげると、次のようなものです。
ヤクルト本社 東京法務局 農林水産省 株式会社コミュニケーションビジネス アヴェニュー 株式会社アルファポリス 農業・食品産業技術総合開発機構 経済産業省 株式会社トクヤマ 北九州市役所 ISSリアライズ ベネッセコーポレーション 警視庁 株式会社ネオディライトインターナショナル (株)オリエンタルランド アクセンチュア 旭化成株式会社 Faber Company 静岡県庁 特許庁
私は、現在、北京の法律事務所で、翻訳や事務業務に携わっています。翻訳業務での一番の課題は、原文(中国語)の意味が分かっても、なかなか適切な日本の法律用語に訳せないことです。日本にいた頃は営業の仕事をしており、法律に関しては未経験でしたので、日本からテキストを取り寄せて日本の法律を勉強するようになりました。中国では中国語がある程度できるのは当然だと見なされますので、語学以外の力を身につけるようにしたいと心がけたいと日夜励んでいます。(2004年卒業生)