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卒業までの4年間

2016年3月28日更新

4年間の流れ

主プログラム・強化プログラム共に日本語・日本文学コースで学ぶ場合について、4年間の流れをたどってみます。日本語・日本文学コースのカリキュラムは、1年次から順次、学年が進行するごとに専門性を増していくように設計されています。基礎知識を充実させ、そのうえに専門的な知識の吸収がなされるよう、講義科目から演習科目へ、そして集大成としての卒業論文へと学びの流れが用意されています。コースで指定された必修科目や選択必修科目を受講すれば、自然にこの要件を満たすことになります。

1年次

この段階では、まだ主プログラムの進学振り分けはなされていません。しかし、LA科目「日本文学」や、1年生対象の「日本語学通論」「日本文学概説」などの概論科目等があり、早くから本コースへの進学を希望する者は、1年次から有効に備えることができます。

2年次

進学振り分けを経て、本コースの学生として、専門性を備えた授業科目を複数受講することになります。各時代の文学史や多様な講読科目に加え、3年次の演習受講に備えての「基礎演習」もはじまり、日本語・日本文学研究の基礎を固めることができます。

3年次

文学史や種々の講義科目に加えて、いよいよ演習科目が加わります。教員主体で行われる講義科目とは異なり、演習科目は受講生自らが主体的に研究を行う科目です。4年次の卒業論文制作に向けて、自らの専門とする領域を決定する時期でもあります。演習科目の受講を通して、自らの興味・関心の方向性を見きわめることになります。

4年次

4年次は、卒業論文の作成を中心に、本格的に自らの研究と向き合うときです。これまでの3年間の多様な学びを生かし、さらに自分なりの問題意識をもって卒業論文にとりくみます。また、教職課程を履修していた学生は、教育実習も体験します。日本語・日本文学コースの学生として、その本領を発揮できる学年です。

カリキュラムの特徴

日文コース演習風景

知識の習得を目的とした科目(各時代文学史など)、読解力の向上をはかる科目(講読・特殊研究など)、研究調査方法を身につけるトレーニングを主体とした科目(日本古典文学論基礎演習など)、そして自分自身の問題意識を展開し深めるための科目(各種演習)がバランスよく配されることにより、全体として、土台と屋台骨のしっかりした深甚な考察力を養うことのできるプログラムとなっています。

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