研究室紹介

人口減少・超高齢化社会を迎えた日本の社会では、従来と異なる新たな地域像を確立し、それを実現するための地域のマネジメントが必要とされています。 ポスト成長時代において私たちの生活する地域は、どの様に再編されていくのでしょうか? またさまざまな生活問題の解決にあたり地域の環境と社会システムをどの様にデザインしていけばよいのでしょうか?
本研究室では人文地理学の方法論をベースに、地域変容の実態把握ならびにこれからの地域の仕組みづくりに関して研究しています。その対象は、地域の経済から社会、文化、福祉まで多岐にわたります。メンバーは、それぞれに自分のテーマを選んで研究するとともに、週一回の研究室会議において経過と成果を報告し、その内容に対して討論を行っています。

 
メンバー(研究対象・研究テーマ) 教員 1名
博士後期課程 1名(精神障害者の地域生活と支援サービス)
博士前期課程 4名(郊外ニュータウン研究、地域交通システム、地域医療・介護、GISによる生活環境の可視化)
学部4年生 5名
 

所属するには

学部生 人文科学科に入学後、1年次終わりに進学コース(履修プログラム)として地理学コース(地理環境学主プログラム)を選択し、3年次の1月に所属研究室として当研究室を選択することで所属学生となります。学部のカリキュラムについては地理学教室のページをご覧ください。
 
大学院生 博士前期課程では、ジェンダー社会科学専攻の地理環境学コースに入学後、1年次の7月に当研究室を選択することで所属学生となります。 博士後期課程では、当研究室の教員を指導教員に選択して受験し、入学することで当研究室の所属学生となります。
 

提出論文

修士論文(2007年度~)
  • 精神障害者社会復帰施設における就労支援事業の実態からみた障害者自立支援法の問題点
  • 外国籍児童生徒の教育支援における学校と「地域」の連携に関する研究-静岡県浜松市の取り組みを事例に-
  • 子どもの危険認識から見る災害情報提供の実態-小学校高学年を対象とした意識調査から-
  • 東日本大震災の被災地における生活環境被害と療養患者世帯の生活-岩手県山田町の在宅療養患者世帯の実態調査から-
卒業論文(2007年度~)
  • 東京における高級住宅地の形成と変容-田園調布、成城、常盤台を事例に-
  • 過疎山村における集落機能の「限界化」による住民生活への影響に関する考察-東京都檜原村中組地区を事例に-
  • 観光地における福祉のまちづくり-岐阜県飛騨高山を事例に-
  • 東京都江戸川区、大田区、中野区の実態調査からみる現代社会における銭湯の社会的役割
  • 青森市のコンパクトシティの可能性-都市構造の分析から-
  • 地域型同郷組織の役割と存立基盤について-東京都における沖縄県人会を事例に-
  • Company town 小坂の再生-鉱業から金属リサイクル業への転換-
  • 高田馬場におけるラーメン店集積のメカニズム
  • 1980年代中盤以降の「下町」地域における街並みの変容-<働くまち>から<住むまち>へ-
  • 川崎市麻生区はるひ野地区におけるコミュニティ形成-地理的要因から生ずる生活問題とコミュニティ活動に着目して-
  • 学校選択制導入による地域変化の考察-東京都品川区の2つの小学校を事例に-
  • 島嶼部における高齢者サポートに関する考察-愛媛県松山市睦月地区を事例に-
  • ファミリーレストランの30年-隆盛を極めたファミリーレストランはどこへいくのか-
  • 草加松原団地の建替え事業に伴う高齢者の住替えの実態と継続居住のためのまちづくり
  • 地域社会における「子育てサークル」の実態とその継続性に関する研究-神奈川県川崎市多摩区を事例地域として-
  • セーフコミュニティ導入の地域社会への影響と活動単位としての通学区の有効性-神奈川県厚木市立清水小学校通学区を事例として-
  • 送迎保育の現状と効果に関する一考察-埼玉県東南部の実施自治体を事例に-
  • 武道具産業における流通構造の現状と業界課題の考察
  • 都市高齢者の孤立化を防止する地域見守り支援事業の実態と課題-東京都豊島区の見守り支援事業担当の活動に注目して-
  • 位置情報の利用と都市における空間認識の変容の可能性-位置情報ゲーム利用者に注目して-
  • 中山間地域における新規作物導入による地域振興-静岡市清沢地区のレモン栽培を事例に-
  • 大都市の製造業における異業種連携の取組みに関する研究-東京都墨田区のものづくりコラボレーション事業を事例に-
  • 地域ブランドに関する制度の登録・認定に伴う関連事業所への影響-草加煎餅を事例として-
  • 埼玉県川越市一番街商店街における町並み景観の変遷
  • 「京たけのこ」から見た「京ブランド」の価値
  • クリエイティブシティ・ヨコハマの展開と課題-舞台芸術製作の現場から-
  • コミュニティサイクルの利用特性と都市交通における役割に関する研究-東京都世田谷区の「がやリン」を事例に-
  • 大都市圏の中心都市におけるコミュニティバスの利用実態と運営体制に関する考察-東京都文京区の「B-ぐる」を事例に-
  • 放課後子どもプランの実施状況に関する自治体間比較研究-東京都世田谷区と品川区の比較分析-
  • 高齢者を「呼び寄せる」街 横浜市都筑区
  • 劇場整備による浅草六区の再生
  • 大規模災害時の帰宅抑制を促進する情報に関する研究-首都直下地震を想定して-
  • 高齢者居住施設内共用スペースにおける交流活動の実態-交流対象・交流場所の観点から-
  • 埼玉県飯能市における地域住民参加型のエコツーリズム-ツアーガイドによる取組みと地域再評価に注目して-
  • 深川八幡祭りを支える地域の祭祀組織-氏子各町の比較分析から-
  • 大都市都心地域における子どもの生活と社会-空間関係の考察-東京都中央区湾岸地区を事例に-
  • セクシュアルマイノリティにとって居心地の良い空間とは-「セクシュアルマイノリティフレンドリーカフェ」を実例として-