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日本史学
古瀬(西澤)奈津子
安田 次郎
神田 由築
小風 秀雅
東洋史学
窪添 慶文
三浦 徹
西洋史学
新井 由紀夫
安成 英樹
山本 秀行
労働経済学
篠塚 英子

新井 由紀夫(くぼぞえ よしふみ:中国史)

講義概要

(この2年間は以下の内容です。)

  • 東洋史入門講読(1年生対象)
    赤壁の戦いについて『資治通鑑』、『三国志』、『三国志演義』をひきくらべ、その異同を検討しつつ、史料のもつ問題を考える。

  • 東洋史研究法、東洋史講読(2年生対象)
    正史や律令、文書、絵画史料など、中国史研究に必要な各種の史料を毎回1つずつ選んで、そこに記された内容について調べるとともに、それぞれ史料自体の性格を理解することを目的とする。研究法と講読は隔年開講であり、他方この内容の講義は2年生に必要であると考えるので、扱う史料自体は変えるが、講義のあり方はほぼ同一である。

  • 東洋史概説(1,2年生を主対象)
    殷から唐末までを扱うが、総花的な説明は行わず、この間の中国の変化をつかみとることを目的とし、それにしぼった説明を行う。

  • 東洋政治史(3,4年生対象)
    中国漢代から唐までの官僚制度の変化の概要を述べ、続いて、その官僚制度がどのように動いているかを検討。とくに議の制度について詳細に論じた。

  • 東洋政治文化史(3,4年生対象)
    中国魏晋南北朝を特徴づける存在である貴族制については議論の大きな対立がある。その主立った議論を選んで、それについての把握と検討を行う。

  • 社会史(コア科目)
    毎回異なるひとつのテーマを設定しつつ、中国を中心とする東アジア世界の成立とその展開について論じた。

  • このほか、比較社会史、比較文化史の授業の一部を担当している。この2年は、前者が戦争、後者が旅がテーマであり、前者については三国時代の戦争、後者については円仁の記録を中心に唐代の旅について述べている。

ゼミ概要

ここ数年は司馬光の『資治通鑑』をテキストに選んでいます。扱っているのは唐の太宗の貞観年間。胡三省 のつけた注を含めた漢文を、参加者が分担して読み進め、同時に各自が調べた関連事項について報告してもらうという形式で進めていますが、後半には、それとは別に各自が関心をもつテーマについて著書や論文を読み、それをまとめて発表するとともに全員で議論する機会を設けています。

卒論のテーマ(近5年間)

・清末から民国期中国における「慈善」―奉天同善堂を中心に―
・正史における曹操評価
・清末から民国初期の中国における女子教育・女学校
・「上海漫画」にみる日中関係
・中国古代の女性権力者の評価―北魏文明太后馮氏について―
・吐蕃人と吐蕃支配下の沙州漢人の服飾
・清末四川仇教運動の展開―仇教掲帖に見る西洋観を中心として―
・西域の幻術
・隋唐長安における国家と都市仏教
・文化大革命期における日本人研究者の文革論
・軍事的指導者としての諸葛亮―曹操との比較から―
・清末、西北回教徒反乱における団練の考察―陝西省県誌を参考に―
・東晋時代における土断と対五胡攻防状況の比較
・明清時代の祖先祭祀について―制度と実際のあり方の違い―
・中国革命における知識人の活動とその思想―12.9運動以降の救国運動を中心として―

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最終更新日: 2003/11/21

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