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カリキュラム(音楽表現コース)

2018年6月20日更新

何を学ぶ?

音楽科には、大きくわけて「演奏学」と「音楽学」の2つの専攻があります。「演奏学」を専攻する場合には、さらに「ピアノ演奏学」もしくは「声楽演奏学」を選択します。1年次・2年次では、音楽を柔軟に、かつ的確に捉えるために、基礎的な知識や演奏技術を習得します。3年次以降は、各自が選択した専門にそって専門科目を履修します。これらは、少人数のゼミ形式や個人指導で行われるため、十分な準備が必要となります。他学科や他大学の科目を履修することもできます。

コース選択科目 音楽学

音楽学とは、音楽に関する学問的な研究一般の総称です。本コースでは、中世から現代までの西洋音楽とともに日本の伝統的な音楽、アジアや世界の色々な地域の音楽について、その背景にある文化との関連の中で、理論や歴史、美学などを考えます。つねに今日の新しい音楽状況を考える一方で、伝統楽器の演奏実践や、伝統芸能についての考察も行います。

音楽学専攻選択科目の一例
科目名 履修年次 科目内容
西洋音楽史特殊講義II 2年から4年 ヨーロッパ近代の音楽を対象に、音楽の形式・構造原理について考察し、楽曲分析を行うと共に、特に20世紀以降の音楽については、音楽史的・美学的背景についての理解を深めるための学習を行う。
音楽学研究演習 3年から4年 音楽学の近年の研究成果を踏まえ、様々な音楽の概念や接近の仕方を考える。卒業論文のテーマを設定するための基礎とする。
民族音楽学 3年 世界の諸民族の音楽について、単なる知識のカタログになるのではなく、それぞれの音楽に関する様々な考え方、捉え方を理解し、文化的な基盤も合わせて考察する。教科書としては、徳丸吉彦『民族音楽学』を用いるが、他にも日本語と英語の文献を使用する。

コース選択科目 演奏学(ピアノ)

1年次では主にグループレッスンにてバロックから近代迄の作品の様式感を捉えて弾く基礎を学びます。 2年次以降は個々の能力、気質、希望に合わせた個人レッスン形式で、常に複数の教員のレッスンを受ける ことができます。又、室内楽や作曲家別、ジャンル別作品研究等のクラス授業も多数用意されています。 4年間を通じて、学問と実践を包括的に捉える能力の向上を目標とします。

演奏学専攻(ピアノ)選択科目の一例
科目名 履修年次 科目内容
ピアノIII
(個人レッスン)
3年 ピアノI・IIを既に履修した者を対象とする。古典から現代に至るピアノ作品を数多く研究する。
ピアノIV
(個人レッスン)
3年 ピアノI・IIを既に履修した者を対象とする。音楽史上の各様式のピアノ作品を研究、発展させる。高度に専門性の高いピアノ演奏技術を習得しようとする者を対象とする。
ピアノ特別演習
AからC
(個人レッスン)
2年から4年 古典から現代に至るピアノ作品を学ぶ。より一層の技術的・音楽的向上をめざそうとするものである。
ピアノレパートリー研究
(ゼミ)
2年から4年 19世紀末から20世紀初頭の主要なピアノ作品を、年を追ってみていく形で概観する。本年はおおむね第一次世界大戦から1930年代半ばまで。
ピアノ合奏研究
(集中講義)
2年から4年 通常は1人で向かい合う事の多い、ピアノという楽器に複数の人間が同時に向かい合ったらどうなるのか?この素朴な疑問から出発、古今の2台のピアノの名作を、連弾(一台四手)を手始めに、学ぶ。

コース選択科目 演奏学(声楽)

ベル・カント唱法に基づいた歌唱法の修得を目的にしています。1年次から2年次では、イタリア古典、日本、 ドイツ、フランスなどの歌曲を学び、3年次では、1つのオペラ全曲を学びます。また、3年次から4年次では、 歌曲のより専門的な学習のために、各レパートリーのエキスパートである教員から、個人レッスンを受けること ができます。

演奏学専攻(声楽)選択科目の一例
科目名 履修年次 科目内容
声楽III
(個人レッスン)
3年 声楽I・IIで学んだことを基礎に、ホールにおけるより表現豊かな演奏の研究。個人レッスン。
声楽IV
(個人レッスン)
4年 古典、ロマン派声楽作品(宗教曲含む)の研究。及び、ホールにおける演奏法研究。声楽I、声楽II、声楽IIIで学んだことをより発展、充実させ、演奏の向上と完成をめざす。個人レッスン。
歌曲研究
IからIII
(ゼミ形式)
3年から4年 フランス歌曲、ドイツ歌曲、日本歌曲を語感や特性、音楽との関連性について学び、それぞれの音楽の理解を深めていく。
オペラ研究A 3年から4年 オペラのスコアを、音楽的・演劇的・語学的・文学的・心理的に分析することを通じて、具体的な身体表現を伴う歌唱・演技表現法をみずから視覚的に創造する方法論を身につける。コルペティートゥアによる、徹底的な実践を柱とするカリキュラム。

教職必修科目

中学・高校教員一種免許が取得できます。合唱演習、合奏演習(ヴァイオリン)、日本音楽演奏法(箏)、指揮法、音楽科教育法等のほか、教育心理、道徳教育の研究、教育実習などを履修する必要があります。

卒業研究

本コースでは、卒業研究が必修です。次のような4つの選択が可能です。

  1. 〈音楽学〉卒業論文
  2. 〈音楽学〉卒業論文と卒業演奏(ピアノまたは声楽)
  3. 〈演奏学〉卒業論文と卒業演奏(ピアノまたは声楽)
  4. 〈演奏学〉卒業演奏(ピアノまたは声楽)
    2018学部近年の研究例(PDF形式 523キロバイト)
ピアノゼミ
  卒業論文演習ゼミ
   

ゼミ風景(左は、ピアノゼミ、右は「卒業論文演習」ゼミ)

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