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王 一瓊 WANG, Yiqiong

2023年6月27日更新

研究分野

社会言語学、多文化共生論

担当科目

多文化共生論
多文化間人間関係論演習
文化と人間関係I
文化と人間関係II
異文化間コミュニケーション特論
異文化間コミュニケーション演習
第二言語教授法演習II
日本語演習IIIA
日本語演習IIIB
日本事情演習IIA
日本事情演習IIB

教育と研究のプロフィール

留学生として来日してまもなく、外国にルーツを持つ児童生徒を支援するNPOでインターンシップを行いました。そこで、大阪の熱血的な教育支援者と高校の先生方と出会いました。「目の前の生徒たちをなんとかしてあげたい!」という熱い思いに魅力された私は、大阪府立高校の授業に入り、その内容を外国にルーツを持つ生徒に通訳していく教育サポーターを始めました。そして、教育現場の面白さと難しさに惹かれ、大阪府を中心に外国にルーツを持つ生徒が在籍した公立高校でフィールド調査を行なってきました。さらに、アメリカ合衆国ではカリフォルニア州、イギリスではロンドンにおいても調査を行なっています。外国にルーツを持つ生徒たちの心境や学校生活に接近しながら、彼ら・彼女らの異文化コミュニケーションの実態や、直面している課題を考察し、理想的な多文化共生のあり方を探っています。

社会学者の佐藤郁哉は、研究を行う際に図書館で本を漁るだけではなく、自分の目でみることが大切だと指摘し、「書を持って街へ出よう」という言葉を使っています。私もその理念のもとで、教育現場だけではなく、被災地、移民集住地域などさまざまな現場に出かけ、そこで、異なる背景を持つ方々と対話する機会に恵まれました。担当する「多文化共生」関連の科目では、このような経験にもとづいて、外国人との共生だけではなく、障がいを持つ方々、被差別部落出身の方々、性的少数派の方々といった社会的に弱い立場に置かれているマイノリティとの共生も視野に入れています。日本国内外の実例を分析しながら、彼ら・彼女らの立場を理解し、彼ら彼女らが直面している社会的課題を一緒に考えていく機会を設けることで、異文化コミュニケーションの真髄を探ることをめざしています。異文化に触れることで得られる刺激と面白さを一緒に体験しませんか。

関連リンク / Related Links

»阿部 尚史 ABE, Naofumi
»荒木 美奈子 ARAKI, Minako
»大橋 史恵 OHASHI, Fumie
»キャロル マイルズ CARROLL, Myles
»倉光 ミナ子 KURAMITSU, Minako
»小林 誠 KOBAYASHI, Makoto
»森山 新 MORIYAMA, Shin

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