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GLOBAL SHOT

パプアニューギニアのグローバル化(熊谷 圭知 教授)

私は、1979年からパプアニューギニアを訪ね続けています。「未開」とか「自然と調和した」といった形容詞で語られることの多いパプアニューギニアですが、決してグローバル化と無縁な場所ではありません。

マルコムXのTシャツを着る村長

この村は、パプアニューギニアの中でも奥地にあり、外部からは小型飛行機をチャーターして入るしかありません。13年ぶりにこの村を訪ねた私は、以前はぼろぼろの服を着ていた村人たちの服装が変わっているのに驚きました。白檀が見つかり、つかの間の現金収入を得た村人は、自分たちが望んだ「開発」のイメージを実践していました。(撮影:2001年、ホットミン村)



携帯電話DIGICELの看板

パプアニューギニアでは、お金のかかる固定電話より、手軽な携帯電話の方が早く普及しています。パプアニューギニアの政府は、外資の参入には規制的ですが、新しく参入した国際的な携帯電話会社のデジセルは、印象的な広告と値段の安さを通じて、人々の支持を集め、ブームを巻き起こしています。(撮影:2008年、ポートモレスビー)


 
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