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教員紹介(加藤 夢三)

2022年4月13日更新

kato

加藤 夢三(かとう ゆめぞう)

基幹研究院人文科学系 助教
早稲田大学文学部卒業、早稲田大学教育学研究科博士後期課程修了

専門分野

日本近代文学

主な担当授業

学部

日本近代文学史論(現代)
日本近代文学論特殊講義
日本近代文学論特殊研究(現代)
日本近代文学論演習(現代)I II

大学院

日本現代文学特論
日本近現代詩歌論特論

研究活動

 大正後期から戦時下にかけての文芸運動を、同時代の学知や思想状況と絡めて研究しています。特定の作家・作品の読解だけでなく、広く人文系以外の言論動向も視野に入れつつ、かつての知識人たちが「文学」という営みに託していた役割と意義を総合的に再検討することを目指しています。また、上記の問題意識とは全く異なりますが、主にゼロ年代(2000年代)のサブカルチャー界隈で流行した「並行世界もの」と呼ばれる物語様式の分析・考察も、もうひとつの重要な研究テーマとして取り組んでいます。

所属学会

日本近代文学会、昭和文学会、日本文学協会、日本科学史学会、全国大学国語国文学会、横光利一文学会、早稲田大学国語教育学会

メッセージ

 「文学」とは、単に人生を豊かに過ごすためのサプリメントのようなものではなく、(少なくともある一面においては、)世の中で正しいとされている道徳や社会常識にどうにも違和感を覚えてしまうひと、多くの人が感じているらしい現実世界のかけがえのなさがどうしても信じられないひと、他人には言えない何かしらの「闇」を抱えているひとのためのものです。ここで学んだことが、必ずしも皆さんの実生活ですぐに役に立つかどうかは分かりませんが、上記のような「文学」の理解に親しみを覚える皆さんのことを、心から歓迎したいと思います。

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