
中国魏晋南北朝時代の政治史、制度史を中心的に研究しています。この時代は貴族制の時代といわれるのですが、貴族とされる人々の存在はなぜに可能であったのか、ということが主な関心事項です。同時に、この時代の華北に成立した異民族政権の支配のあり方、その政権と漢人貴族の関わりにも強い関心があり、むしろこの方が研究の多くを占めています。また中国を中心とする東アジアの国際関係についても興味をもっています。
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魏晋南北朝史研究会のお知らせ

何でもよいから、興味あることに食らいつく熱意がほしい。仮に私のゼミを選択する場合、漢文が得意でなくてもよいのです。
卒論で中国史を選択する学生は近5年の平均では1学年3人ということになります。3年生では2つゼミをとることを薦めていますから、その段階でゼミに出席している学生はその2倍弱といったところでしょう。私自身の直接の研究対象は上述のように狭いのですが、お茶大で中国史の教員は私ひとりですので講義では他の時代をも扱います。卒業論文のテーマを見ると、近年では中国古代史よりも近代史や現代史を選択する学生の方が多くなっています。
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