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グロ文で学べること

2023年6月13日更新

グローバル文化学環のカリキュラム

グローバル文化学環には 地域研究・地域文化」「多文化交流・多文化共生」「国際関係・国際協力という3つの領域の専門科目のほか、グローバル・メディア論や国際関係論などの「基礎科目」、研究の実践方法を学ぶ「研究法」、実際に国内や海外の現場に出かけて、国際交流や国際協力を体験して考える「実習」など、新鮮で刺激的な授業が揃っています。4年間の成果を、教員と議論しながら形にする「卒業研究」では、論文だけでなく、フィールドワークの成果や実習の報告など、個性が発揮されることを期待しています。卒業後は、国際機関やNGO、民間企業、マスコミ、公務員、教員、日本語教師など、さまざまな分野で国際交流・国際協力に活躍する人材を育てることをめざしています。

地域研究・地域文化

キーワード:Comprehension(理解)

グローバル化によって変容する地域の社会や文化をどのように理解するか。そのための方法を学びます。異なる文化を持つ人々とうまく付き合っていくためには、その社会や文化を深く知ることが必要です。グローバル化によって受ける影響やその対応は、たとえばアフリカとオセアニアでは異なります。その違いはなぜ生まれるのか。言語や世界観を含む双方向的な理解をめざします。

文化変動論I/II
イスラム社会文化論I/II
オセアニア社会文化論I/II
対日交流論
東アジア社会文化論
南アジア社会文化論
地域研究特論
アフリカ社会文化論
中国社会文化論

多文化交流・多文化共生

キーワード:Communication(コミュニケーション)

多様な文化を持つ人どうしが、どのように交流し、コミュニケーションすべきか。そのための理論と方法を学びます。海外はもちろん、国内でも、文化や言葉を異にする人々との接触や交流が日常化しています。食物や衣服、メディアを含む多様な接触が異文化理解に与える影響や、個人の行動の変化、コミュニケーションの手法について、心理的・言語的な側面からアプローチします。

文化と人間関係I/II
グローバル化と言語教育I/II
言語と社会
多文化共生論
国際交流論I/II
多文化間交流特論
言語と文化
表現行動論I/II

国際関係・国際協力

キーワード:Collaboration(協働)

今日の国際関係はダイナミックに変容しています。国家間の外交と戦争の関係だけでなく、国際組織、国際NGO、多国籍企業、それにさまざまな個人などの多様な主体が積極的に参加するようになりました。平和で豊かな世界を築く構想は、いろいろな人々がいろいろな場面で作り上げていくものでなければなりません。その中で、違った立場の人たちと互いに話し合い、 学び合いながら、国際協力を進める必要がますます高まっています。両者の価値や文化の違いを十分に理解することがその前提です。

国際協力方法論I/II
平和構築論I/II
国際開発論I/II
グローバル化と労働I/II
国際機構論
国際教育協力論
NGO/NPO論
地域開発論
国際金融論
国際協力特論

基礎科目

グローバル化によって、国家を単位とした政治、経済、文化はどう変わるのでしょうか。個人と社会の関係はどう変わってゆくのでしょう。その中で、日本はどのように位置づくのでしょうか。グローバル化という現象の全体像を、経済、政治、歴史、法、ジェンダー、メディアなど、様々な切り口から学ぶ科目が並んでいます。

グローバル文化学総論は、専任教員全員が共同で担当し、それそれの専門領域の視点から、グローバル化時代の新しい文化学を論じます。グローバル文化学環への進学を考えている学生の皆さんは、できるだけ1年生のうちに受講してください。

グローバル文化学総論
国際関係論
政治学総論I/II
グローバル化と経済
グローバル化と社会
比較ジェンダー論
グローバル・ヒストリー
地域研究方法論
文化理論研究
多文化間交流論I/II
言語と文化
国際協力学

研究法

フィールドワークや統計・情報処理など、グローバル文化学環の研究を行うための具体的な技法を学びます。社会調査には、アンケート調査のような量的調査もあれば、聞き取りや参与観察を主とした質的調査もあります。調査の方法や統計・情報の使い方を習得しておくことは、自らの問題関心を、他の人に明確に伝えるためにも必要不可欠です。

グローバル文化学方法論
フィールドワーク方法論

関連科目

グローバル文化学環の履修目的に関連する科目で、その履修を薦めるものです。とくに、日本語を母語としない人に日本語を教授する方法を学ぶコース(日本語教育副プログラム)は、言語コミュニケーションの方法やグローバル化の中での日本語の位置について学ぶことができます。海外で国際協力や教育関係の仕事をする上でも有用な技能となります。

関連リンク / Related Links

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