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2026年5月14日更新
「グローバル文化学環」の特長のひとつが「実習」です。グローバル化の問題を考え、理解するには、現場に出かけ、自らの身体や五感をフルに使って、考えることが必要不可欠です。地域理解や、文化間の交流や国際協力を、実際の現場で実践し、考えることがこの実習の目的です。三本柱に沿って、多くの種類の実習が用意されています。※実習内容は年度によって変わることもあります。
原則として、日帰りで年間5回程度、さらに連携している地理学コース主催の巡検を含めて10回以上開催される見学・実習に既定の回数参加することで単位が認定されます。複数年の間に参加することも可能ですが、その場合は既定の回数の参加を完了する年度に履修登録をしてください。
見学実習先は、日本におけるイスラームと東京ジャーミイ(モスク)、都市における歴史景観、博物館や宗教施設、都市と再開発など、多様です。実施時期と内容は、事務室前の掲示板へ掲示する他、グローバル文化学環の学生には随時メール等で案内します。

地域研究実習IIでは東京およびその近郊におけるグローバル化の影響を、歴史と現在の双方に目を向けながら探っていきます。2025年度と2026年度は(1)横浜中華街、(2)川崎・桜本地域(3)東京都中央区佃・月島の3箇所について講義を受け、それぞれの地域を歩きました。横浜中華街では、日本が近代化の過程でいかにさまざまな移住者を受け入れてきたのかを学んだ上で、ユーラシア文化館の展示を見学し、横浜の華僑たちや在日コリアン女性たちの服飾文化の変化を深く知りました。同じ神奈川県に位置する川崎・桜本にも、戦前からの在日コリアンをはじめとして、さまざまなルーツをもつ人びとが暮らしてきました。特に2025年度は桜本地域の街歩きとあわせて「ともにフェス&ノーヘイトパレード」に参加し、コミュニティがいかにレイシズムに抗してきたかを体感的に理解することができました。佃・月島ではグローバルな都市空間を象徴するようなタワーマンションや高層商業施設のあいだを縫うようにして歩き、急激な都市化とライフスタイルの変化のなかで人びとがいかにコミュニティを維持しようとしているのかを考えました。

大阪・神戸を舞台に、「多文化共生」をフィールドで体感する3日間のリアル学習プログラムです。教室の中だけでは決して出会えない、生きた多文化社会の姿がここにあります。在日コリアンの集住地域・鶴橋のコリアンタウン、歴史と異文化が交差する神戸南京町・異人館、そして朝鮮学校での見学と学生との交流会、NPO法人訪問など、地域に深く根ざした多様な現場を自分の足で歩き、目で見て、人と話して学びます。華僑歴史博物館や神戸定住外国人支援センターへの訪問を通じて、移民・定住外国人が紡いできた歴史にも触れます。
過去の歴史的背景を丁寧に学びながら、現在の多文化共生のリアルに向き合い、未来の社会のあり方を参加者同士で深く考えます。事前には朝鮮学校の学生との共同授業も実施予定で、異なるバックグラウンドを持つ人々と視点を交換する機会を設定しています。フィールドで得た気づきや感動は、討論・発表・レポートとしてまとめ、自分だけの「学びの成果」として結実させます。
