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阿部 尚史 ABE, Naofumi

2026年7月14日更新

専門分野

イラン史、家族史、中東研究、文化史

担当科目

学部

イスラム社会文化論I(アジア史研究法)、イスラム社会文化論II(西アジア史演習)、地域研究実習I、グローバル・ヒストリー、LA:宗教文化とジェンダー

大学院

[比較社会文化学専攻 歴史文化学コース]

比較アジア社会文化特論、比較アジア社会文化演習、比較アジア政治文化論/同演習

教育と研究のプロフィール

中東研究の中でどちらかというと見過ごされてきた、歴史的な文脈での家族関係について主として研究を進めています。これまで家産の保全にイスラーム法と家族成員の人間関係がいかに関係していたのか、そこでの女性の役割はどのようなものだったのかに重点を置いて研究してきました。イスラーム法文書や書翰などの種類が異なる史料を深く読み込んで、食い違いをうまく見つけ出し、その背景を考えると、生々しい人間関係や打算に満ちた駆け引きが浮かび上がらせることができます。手間がかかりますが、非常にやりがいのある仕事です。

最近は、シェイフ・サフィー廟という聖者廟を題材に、ムスリム聖者廟の財産保全についての研究も積極的に進めています。ムスリム聖者研究は、一神教における聖者とは何か、イスラームの教条的一神教伝統への挑戦としてとらえられ、人々がどのようにそうした施設を支えてきたのか、また施設側の主体的な存続の試み・営みもイスラームと社会の関係を考えるうえで重要な論点です。中央アジアやアラブ地域との比較などを意識しながら研究を進めています。こうした宗教施設への寄進は不動産に限らず貴重な財物も含まれており、過去の貴重な文化遺産の保全という側面にも注目しています。

このほか、近世・近代イランの司法制度、西アジアの少数派キリスト教徒(とくにアルメニア教徒)やインドのペルシア語文書などについても研究しています。

担当授業は比較歴史学コースとの共同授業が多いのですが、グローバルにつながる世界を理解することと歴史的文脈に位置付けることをうまく組み合わせていくつもりです。
授業では、(当たり前ですが)「通説」を疑うこと、なんとなく思い込んでいる知識が非常に問題をはらんでいることを考えていきます。これはイスラームや中東にかかわる問題だけでなく我々の身近にあることにも当てはまります。

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